トップページへ (1)はじめに (2)日本漢方の特徴と欠点 (3)両医学における病態認識のあり方
(4)専門用語が未熟な日本漢方 (5)日本漢方の処方運用上の欠点 (6)中医薬学の教科書
(7)日本漢方に教科書はあるのか? (8)閉塞状態にある日本漢方 (9)日本漢方が発展する唯一の道
(10)中医漢方薬学 (11)おわりに (12)文献 相互リンク集

   

中医漢方薬学


 以前は手に入りにくかった中草薬は近年、容易に手に入るようになったが、これを自由に使いこなせるのは一部の限定された立場の人に限られているのが現状のようである。
 仄聞するところによると、漢方薬のエキスの一部が健康保険に採用されて以後、その限定された処方の枠内での使用に際して、大変便利な方法論は病名投与か、或いはパターン認識の日本漢方であり、中医学的診断で数処方を合方すると認められないことがあると言われる。このような社会制度が限界を呼ぶものなら、健康保険に頼らなければよいのだが、患者さんの金銭的負担を考えればそうもいかないらしい。

 一方、薬剤師の経営する漢方専門薬局においてもエキス製剤に限界があるのと、薬局製剤として自由に製造販売することが出来る規定の処方煎剤があっても、その内容を自由に加減することが出来ない制約がある。だからなおさら「中医漢方薬学」という、われわれ日本人独自の道の開発を提唱する所以であるが、合法的にいくらでも方法はあると思われるのである。
 中医薬学の言語と思考方式を学習すればおのずから道は開け、少ない持ち駒を利用することでも十分に簡易中医療法、即ち「中医漢方薬学」療法が可能であることを知るべきであると思うのである。

続きは⇒(11)おわりに